あの頃私はミニ四駆に夢中だった
私の幼少時代は、ポケモンカードやら、遊戯王カードやら、コレクションして戦うゲームのようなものが流行っておりました。
が、私は当時からひねくれていたので、「流行り」というものを嫌悪して、幼少時代の大半を球技3割、鬼ごっこ系統6割に費やしておりました。
しかし、そんな流行り嫌いの私でも、ミニ四駆だけは燃えた!
当時で確か、600円近い本体のキットを買って、ドライバーやニッパーを使って作る自分の愛機は、それはそれは輝いて見えたもんです。
買ってきて作って終わりって言うんじゃプラモデルと同じですが、ミニ四駆は、いかにコースを速く、コースアウトせずに走るかということのために皆必死になって改造をするんです。
その改造が、今思ってみるとなんとも意味ねえだろって改造が大半だったんですよねー。
まず、肉抜きっていうものがあるんですが、ミニ四駆のボディにピンバイスっていう穴あけで、くるくるっといくつも穴を開けましてですね、その穴のつなぎ目部分をニッパーでちょん切って「軽量化」をするわけなんです。
プラスチックのボディで、ですよ?
軽量化も何も、めちゃくちゃ軽いじゃないですか。
そんでもって、見栄えをよくするためにメッシュを買ってきて、肉抜きした部分に貼り付けたりもするんです。
そんなん、小学生がやりゃミスもすることがありますよねー。
ダサくなったり、無残にもバラバラになってたりすることもしばしば(笑)
肉抜きに対して、「空気抵抗が悪くなる」なんてこと言ってるやつもいました。
それに対して、「肉抜きをしてモーターに風を当てて冷やしているのさ」なんて言ってるやつもいました。
何を根拠に小学生がそんなこと言ってるのかわかりませんが、未だにそれの効果が良かったのか悪かったのか分からないですねー。
っていうか、購入するパーツなんて意味あったのだろうか、なんて思いますねー。
最初にキットを購入した状態では、プラスチックのローラーしか入ってないのですが、それを600円くらい出してアルミ製のローラーに変えたりするんですよ。
他にも、一方向にしか回転しないという謎のホイール「ワンウェイホイール」や、
あとは、通常はゴム製のところスポンジで出来た「スポンジタイヤ」なんてものもありましたねー。
やれ、カーブに強いモーターはトルクチューンだとか、ストレートに強いモーターはレブチューンだとか、ハイパーダッシュモーターとウルトラダッシュモーターは禁止だとか、マンガン電池は消耗が激しいから長いレースには向かないとか、ニッカド電池がいいとかー
ほんとーに色々まゆつば話をしていたなーと思います。
何をきっかけに私が気づいたのかは忘れましたが、最終的に、買ったばっかりのやつが一番速くて、走らせるのはコースアウトしない広い所がいい。
という結論に達し、改造もほとんどしなくなってからはどんどんミニ四駆離れしていきました。
私は田舎者なもんで、近所のちょっとした溝なんかを走らせても迷惑になんてならなかったんですよー。
一回、工場みたいな所に忍び込んで走らせてたら、友達が大人に胸ぐらつかまれて怒られたのはちょっとしたトラウマになりましたけどね。
あの頃のあの感覚。
買ってきて、改造して、競って、改造してっていう経験は、大人になった今でも良い思い出です。
今こんなのあるんですね(笑)
エヴァとミニ四駆なんて、完全にターゲットとして私の年代が狙われているような・・・。
この記事を書いたひと

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